京都の竹

土曜日の午前中は事務所での市政相談が日課なんだけど、気まぐれ不定休なもんで...。
地元神社の祭礼が続き、久々の在席にひょっこりと現れたおらがセンセイ、雑談の話題がノーベル賞に及んだ。財布の中に土を採取する袋を忍ばせてゴルフついでに...なんてのはなかなか出来る芸当ではないけど、微生物が採取されたのは静岡のゴルフ場と聞いたもんだからぜひそのへんの所感を聞いておかねばと。行く先々で土を採取すること3千回、発明王エジソンがその白熱電球のフィラメント素材に京都の竹が最適との結論を得るまでに重ねられた失敗回数2万回には及ばぬまでもその飽くなき執念が運命の扉を開いた。
尚且つ、その功績は量子力学における質量云々などという難解なものではなく、野口英世氏の功績が如く病原菌の撲滅なんてのは好感を抱かれやすいよなとおらがセンセイ。研究者といえばとっつきにくい感があるもののその気さくな性格は異色の経歴の賜物か。定時制高校の教師時代に仕事帰りに油にまみれて勉強に打ち込む生徒の姿に更なる学問を志したってんだからまさに塞翁が馬だよナ。さて...。
表舞台は得意じゃないから過去に双方の協議の場を提供したつもりなんだけどそれが頓挫か市議会宛に請願をいただいた。請願者自らが各会派の調整を含む大半を御膳立ていただいて、以下の内容で口火を切って欲しいとの御手紙をいただいた。「ならば...」と用意された原稿を...。結局、表舞台が好きなんじゃん。
学校図書館法の改正により学校司書の配置規定が設けられたものの、あくまでも努力規定だからその未配置や資格の有無が直ちに法に抵触するものではないのだが、その職務内容が専門的及び技能を必要とするものと法律の附則に記されているだけに資格を有した人材の確保とその処遇改善を求める内容。利用頻度が高くない図書館については不要論が聞かれる一方で、存在する以上は更なる利用が促進されるべきではないかとの御意見は当然。また、当人が専門的知識は有していても生徒の扱いに慣れていなかったり、学校現場と軋轢を生むようでは逆効果になりかねない。
そんな事情から慎重な姿勢を崩さない教育委員会だが、まずは既存のモデル事業を検証した上で、学校図書館に人がいる状態を作ることを最優先に全校への配置を目指したいとの方針が示されているものの、その処遇は時給1千円程度の週3日限定だそうで。果たしてそれでどれだけの人材を確保出来るのかというのが請願者の言い分。確かに、分け隔てなく手を差し伸べようという公平性を重視したその教育者としての判断は分からなくもないが、あくまでも実績作りを目的とした付け焼刃的な施策展開は後で思わぬしっぺ返しを受けかねない。
貸出冊数などで生徒同士を競わせるニンジン施策以上に自発的に本を読みたいという好奇心を育むことこそ肝要ではないかと。学校図書館といえば山形県の鶴岡市立朝陽第一小学校が有名だが、学校側の意欲的な姿勢こそ必要であって、嫌いな本を読まされる苦痛同様にやる気のない学校に配置しても...。教育委員会と請願者の目指す方向は同じながらも登山経路が異なるだけの話なんだけど...。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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