2023.09.19 20:55石鹸白状すれば、と口を割った途端に。相手はズルい、というのが時代劇、歴史に学ぶ教訓。身の安全は保証する、などと申してもおよそ特定されるのがオチ。不正を明らかに、といえば聞こえはいいけど、必ずしも正義感の発露とは限らず、疎外されがちな職場へのあてつけだったりもして。内部通報制度の件数が伸びぬとか。村社会にあって連帯感が勝った結果、というか、その...
2023.09.14 20:55鴛鴦おしどり、と読み。そう、昨今は位置情報に高低差、心拍数など高機能のスマートウォッチが流行なれど、こちとら門限に必須な時刻さえ分かれば、ということで廉価なデジタルウォッチが愛用品。紛失に気付くは帰路の途中、記憶辿るに山荘に置き忘れの可能性高く。既に十年、新品にすべきか否か。問い合わせるにちゃんと残されており。着払いとはいえど、丁寧な梱包に相...
2023.09.09 20:55六畳風呂は大浴場、洗面台とて共用かまわぬも、せめて。他に選択肢なく、宿泊の希望欄に示された一万円に用意されし六畳間に集うは見知らぬ三人。どこでも結構、と余るねぐらや二段ベッドの上階。踏み外した際は保証せぬと下に告げ。そのへんが旅の魅力なれど、さすがに完走当日の一泊は狭くても個室、がいいよナ。早朝より地元の銘酒「満寿泉」を注いだグラス片手に窓か...
2023.09.04 20:55室堂歴三十年にして棄権は二回。一回は言わずと知れた、「あの日」の敵前逃亡。ゆえに、事実上は一回。忘れもせぬ道志村、初めてのトレイル。たかが二十キロ、となめてかかるに洗礼を浴び。限り尽くせど見えぬ関門に無念の涙。出走するからには完走を、というのが選手の心情。せめて、もう少しの猶予あらば。霧に見舞われれば足下も見えず、一歩先が断崖だったなんて、ほ...