後追い

「ついで」といえど童心に返り夢中になってしまうもので...。配布されるシートに指定された駅でスタンプを押し、カードを入手、カードに貼られたシールを集めて応募すれば「もれなく」ならぬ「抽選」で景品が当たる。子にせがまれて私鉄沿線スタンプラリーを手伝うことになったんだけど、目的地での駅で見かけた鉄ちゃん。折角、運賃と時間を浪費していく以上は...。御一人様一枚限りってのが見えんのかナ。
本市の施設利用はふれあいネットなるカードでの申込。以前は窓口に並んでの公開抽選だったものが、電子化されて手続きの負担こそ軽減はされたものの、カードは同じ。で、当選の確率を上げる為にはカードの枚数を増やす、その為には「本来は利用の無い」家族や知人まで名義を借りて...。依頼があって「票の為なら」と承諾したはいいけれども顔の広いところであと数枚などと言われれば、おいおい、実態はどうなんだと調べてみたくなったりもして。
一部の団体が圧倒的に枚数を用意してしまえば相手方は当選しても終日どころかひとコマすらもままならず。施設を利用したくば当方の傘下に、みかじめは相当数のカード枚数だとか。それも過当競争の防止策らしいのだけど、かつて認められた代理人申請も今や本人確認が徹底されて窓口には本人自ら行かねばならず。対抗意識が生む影響は行動心理学の初歩なんだけどそこまで母数が大きくなればそれに携わる関係者の手間と労力は社会的損失ではないかと。
市が発注した工事中に地中から埋設物が生じてその処理の為に更なる追加負担を、との事例は少なくない。市の言い分としては過去を見ればある程度の察しはつくものの、そのたびに試掘をすれば余分な金額が嵩む上に具体的な金額は詳細な調査をしてみねば分からんから「出たとこ勝負」ってことらしく。正副委レクの際は軟弱地盤で重機が埋もれる写真、それもタイヤ位では済まぬ衝撃的な写真が含まれていたはずなのだが、当日の資料では写真が変更されていたのは内緒の話。等々力硬式野球場の再整備中への追加負担35億円也。
他方では曰くつきというか外国籍絡みの一件、不法占拠に違法操業、過去の経緯は浅野文直氏の質問(平成29年予算審査特別委員会-03月07日-02号)に詳しく。隣接する処理施設の老朽化に伴う代替地として利用したい旨の申出があって相手方に請求不能な撤去費用8億8千万円を不本意ながら認めたものの、アスベストを含む諸々の処理が生じて更なる上乗せは少なく見積もっても12億円。後追いとてそこまでの額となるとさすがに...。
高い要求をぶつけた上で徐々に譲歩しつつ、相手に罪悪感を植え付けることで最終的な合意を目指すドア・イン・ザ・フェイスに対して、小さな要求から徐々に釣り上げる、セールスマンがドアに足を入れてしまえば商談は勝ちに端を発したフット・イン・ザ・ドアは行動心理学の分野では知られた話。どうせ乗りかかった船なのだから金額の多寡に関わらず承認するに違いないなどと足元を見られても困るから時に...。
(平成29年11月2日/2390回)

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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