伝書鳩

山中で遭難した際の対処法について記せとの設問。親の意向で中学受験したものの役に立たぬ学校の知識。動揺隠せず無回答のまま制限を迎えた。忸怩たる想いに恥を忍んで隣の生徒に聞けば伝書鳩云々と教えてくれたとか。
続く選考は保護者面接、親は子の鏡、逆か。親を見れば子が分かる、なんてのは表向きの理由で立派な理念を謳いながらも積む金額の多寡が合否を左右するとあっては玄関の胸像が泣くってもんで。金銭に糸目付けぬ親にてにわかに信じがたいが不合格の理由はやはり伝書鳩?。そう、私ならぬ妻の話。
私立ゆえ勝手と言われればそれまでなんだけどあくまでも義務教育課程なのだから学習指導要領の延長上で優劣が競われるべきも技巧を凝らした変わり種の設問の為だけに詰め込まれる知識。その存在こそ否定せぬものの、それはあくまでも学校の授業の補完もしくは応用に留めるべきであって、逸脱著しくそこに塾の意義を持たせては金銭目当ての共謀と言われても...。
ならば公立はどうか。髪を染めた小学生、教師を「おい」呼ばわりの生徒、不登校すら権利などという屁理屈が横行し、出席日数が足りずとも手渡される卒業証書、義務教育課程なのだから最低限の知識なくば渡さぬ位の厳しさがなければ本人の為にならん。んなことをしとるから(卒業証書の)年月日を西暦にしてくれなどと言われて応じる一方で、他の案件では全ての保護者の同意を得るのが困難だから実現は出来ぬなどと支離滅裂な答弁がまかり通る訳で...。そう、今定例会のあの答弁だけはどう転んでも腑に落ちぬ。
そう、少し前に地元のN代議士の国政報告会に顔を出したんだけど、当人も何かと話題の多い当選二回生。議席などは当選回数、その後は五十音順になるから当人の左右は不倫に暴言と世を騒がせた二人だそうで、支援者の方々は人がいいから間に挟まれて気を付けてねと庇う気遣いを見せるも、もしや貴殿こそが疫病神ではないのか、なんて口を滑らせて...冗談が過ぎた。
それにしても謝罪会見後も冷めぬ口撃、詳細を見ればその言動こそ稚拙ながらも政治家の姿勢としては至極全うな一面もありそうで、地元の評判は意外にも上々とか。本人を知り得ればもう少し擁護というか人物評でも申し上げられるのだけれども、その一事を以て全ての人格が否定されるものでもなく。泣き崩れる表情を公共の電波に乗せて喜ぶ面々。その一言に対するコメントを禿頭の当事者に求めるべくニヤリ顔で水を向けるその姿勢こそ稚拙というかより陰湿であって、エラそうなことを言えた義理ではない。
あれだけの醜態を晒してなお執拗に浴びせられる言葉にどれほど精神的に追い詰められるか、当人に人の機微など分かるはずもなく。顔と実名を伏せて放たれる二の矢、三の矢に相手が苦悶する表情を見て快感を覚えているとすればそれこそが何とも寂しい性格ではないか。金銭か知名度か、視聴率の為に踊らされたと気付くも時既に遅し。そこで失った社会的信用は代議士の比ではない。
(平成29年9月23日/2380回)

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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