目安箱

本会議場の中央にこれ見よがしに用意された分厚い資料の山。開会宣言とともにそれを自由に閲覧した上で疑義があれば理事者を呼んで...。
そんな議案研究と称する数日を挟んで臨む委員会の答弁者は本会議に同じく局長級。さりとて、局長相手ではより細部まで聞くに不足。よって局内の課長級が出席する分科会での「集中的な」質疑を踏まえた上で本会議場において市長と局長相手に総括質疑を行えば体裁がいいのではないか、確かそんな経緯だったと記憶する決算審査特別委員会の変遷。
ゆえに自ら答弁に立たねばならぬ課長級は必死。センセイの機嫌を損ねぬように御用聞きに徹する担当者に追い回される優越感。が、待てど暮らせど私の元には一向に姿を見せぬのはいかなる理由か。常任委員会の委員長が必然的に分科会の座長を兼務、が、座長ってのは行司役にしかなり得ぬ訳でそれを知ってか誰も来やしない。
「他の委員からこんな厳しい質問が出そうなのですが、どう対処すれば...」なんて相談でもあれば「オレに任せておけ。取り下げさせる」位の対応は...出来もせんナ。日頃は委員長などとおだてておいてなんて薄情なヤツらなんだ、と憤ってみても聞く耳なく。が、そんなふてくされる態度を見かねてか一通の手紙を携えて委員会の執事役がやってきた。
広く市民の声を拝聴することを目的に設けられた議会宛の御意見箱への投書にて議長の指示で委員長にと。回答の責務なく、あくまでも「聞きおく」程度のものなんだけど、手元にて見てしまった以上は放っておく訳にもいかず、「早速に」対応を指示して完了報告を受けた。そう、御意見箱といえば...。
およそ期数を重ねると傲慢になってくるもので顔が名刺とばかりに持ち合わせなく、ならばホームページの御意見箱から送っておくゆえ善処頼むと別れてからはや一ヶ月。いや、待てよ、最近というかここ一年以上そちらのメールは見てないナ。やはり...というか案の定、システム不具合にてメールが届かぬのも無理からぬ話。粗相を相手に詫びねばと連絡を取ろうにも向こうからメールが届かぬ以上は為す術なく。
相手はYストアの配達員で当方の事務所に届けて下さる担当ゆえ事務員ならばと聞けば顔は浮かぶも連絡先まではさすがに知り得ぬと。が、その後に機転を利かせてくれた結果、ようやく本人と繋がった。会社の定年退職後、退屈していた折に広告を見つけて応募、採用されて十年間、配達員をされているそうなんだけど、日々の配達の際に気になる危険箇所があってそのへんの改善を、と具体的な箇所と状況が綴られていて。
それがかなりの長文ながらも分かりやすい文章にて本人の性格が窺い知れるんだけど、72歳の方が鍵盤を叩くというのは随分と手間な訳で...。末尾には今回メールをされた経緯が記されていて、当人の人生は各地を転々としたものであったそうなんだけどその土地土地で自民党のセンセイを応援され、御当地に移り住んでからは私とN代議士を夫婦で応援していると。
気になるその理由に「明確な理由は定かで無い」とあるものの、およそ信じて応援し続けて下さったそんな方々の支援こそ大事にしたいものではないかと。
(平成29年9月19日/2379回)

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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