道路族

「雨ニモマケズ」の名文句は没後に遺品のメモに見つかったものとは初耳だったんだけど、そんなことを紹介した番組があったと妻に聞いた。雨でも行く...というか、雨「こそ」行く。どうせ中止なのだからたまにはのんびり...なんてのでは戦に勝てぬ。前夜からよほどの雨量でも無い限り早朝から関係者は集う訳で。麻生区少年野球連盟主催あかもと杯に顔を出した。
過去に相応の場数は踏んできた上に特別手当がある訳でもなく、既に議運の委員長に改革会議の座長の要職にある以上、独占ってのは他に申し訳ない。誰も受け手なくば...と回ってきた閑職、いや、役職が何を隠そう建設緑政局とまちづくり局を所管するまちづくり委員会の委員長。
私のような道路族(おい、いつから道路族になったんだ)にとっては垂涎の的となるべき役職も何故か人気薄らしく。それもそのはず、こと近年はマンション開発等の近隣紛争が絶えぬ。業者とてこの御時世に違反するものを作るはずもなく、ほぼ全てが建築基準法の範囲内なんだけど、それ以上の譲歩を求める陳情が少なくない。
本市とて近隣同士の争いに第三者を装っていたものでもなく、総合調整条例なんてので互いの歩み寄りを模索してみたものの、業者側は違反では無いのだからとやかく言われる筋合いのものではないとの肚の内、近隣側とて開発そのものに反対とあっては交渉が難航するのは当然。
そこでいかに折り合いを付けるか、委員各位の手腕が問われるところなんだけど、そんな見知らぬ陳情者とてセンセイにとっては大事な「票」なのだから不採択なんて結論を下して恨みを買う位ならば正副委員長で当人に会って...なんて第三の結論もある訳で、何とも損な役回り。
そう、そんな委員会において委員長の発言機会はほとんどない。それもそのはず、正副委員長には「特別に」事前レクってのがあって、他に先駆けて当日の内容を知ることが出来る。そりゃ「特権」というよりも舞台におけるリハーサルのようなものだから台本は本番当日まで口外せぬのが不文律。が、昨今などはぶっつけ本番ではしんどいから事前に資料を手渡さんかとの声もあるそうで。
委員会の開催通知には当日の議題が記されているのだから予め資料を配布してもらわねば質疑が出来んなんてのは泣きごとに過ぎんと「私は」思うのだが、聞けば正副委員長「のみ」に配布される資料がどこぞの手に渡っていたり会派内で共有されていたりとその不文律も形骸化しているのが実態らしく。
ならばいっそ全てとっぱらって...となりそうなもんだけど、事前に配布すれば当然のことながら質疑応答の目が出て来る訳で本来は委員会で行われるべきものが個々が勝手にやり始めては収拾がつかん上に委員会そのものの意義が...いや、それ以上に委員長の大事な特権が剥奪されるとあっては看過出来ん。と、そのへん改革会議の俎上にあるらしく。
そうそう、本市と隣接する東京都稲城市の土地区画整理が竣工して市境の幹線道路、栗木線が開通するとかでその開通式に来賓として招かれることになった。正副議長の配慮らしいんだけど、その位の果実が無ければこんな役...いやいや、これからが本番です。
(平成29年4月14日/2340回)

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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