十大ニュース

川崎市の今年の十大ニュースが届いた。一位は「シン・ゴジラ、川崎に現る!」だそうで。確かに本市を世に知らしめた功績は少なからずだけど、首都東京を守る為に川崎が犠牲になる、丸子橋が吹っ飛ぶんだから特撮といえどもどこか複雑な心境。で、続く二位以下を目を凝らして見てみたもののそちらは選考外らしく...。
富山市に端を発した「政活費」を巡る一連の報道、出るわ出るわでついに本市も「川崎市議 政活費で視察の7人、報告書コピー」なんてコピペ疑惑が記事になって主犯格と思しき二人のみ実名が踊った。で、何を隠そうその一人が私。悪童の頃よりそれ以上の詫び文句は知らず「以後改める」とのコメントが末尾に掲載されただけなのだが、運悪く海外視察の最中で役所に取材が殺到したとか。
更に運悪くテレビ局の取材班が現地のホテルに張り込んでいて、そんな事情も露知らず出かけた朝のジョギング帰りに後ろから声かけられて振り向けば記者2人に突然マイクを向けられて「今朝の記事をご覧になられました?」って。背後には某大手放送局のカメラが3台。修羅場ってのはこういうのなんだろうね。
そもそもは議員視察の実態なんて年末特番の取材だったらしいんだけどまさに鴨が葱を背負ってくるようなもので、ジャージ姿でインタビューに応じる羽目に。狙いがそちらだから事実に迫るというよりも動揺する姿を捉えようともうハナから犯罪者扱いの挑発的な内容に「真摯に反省して改める」ってしかないんだけど、不意打ちの取材はかなり陰湿なものだったナ。
許可なく勝手にカメラ向けられてあまりにも執拗だったから「いいかげんにせんか」と言い返そうになるもジョギングでヘトヘトだったのが不幸中の幸いか。で、帰国後にも何社かから取材の申込があって全て真摯に対応したはずなんだけど後追いの記事なく折角の海外取材もボツ、そうなると些か寂しいもので。
移動交通費や宿泊費の使途明細を記載するA4一枚ものの活動記録票の上半分に「活動の目的・内容・結果」を記載する欄があって、そちらの約500文字が類似しているばかりか始末悪く私「のみ」句読点までもが全く一緒だったということで主犯格と断定されて。ネット上からコピった訳でもなく語尾を変える等の浅知恵が働かなかった訳ではないんだけれども内容は恥じぬものだけに。
かの明治の文豪とて公費の海外留学に堂々と白紙の報告書を提出している位だから手間を惜しんで「まぁ問題なかろう」と勝手に判断しちゃった。まぁ、こんな御時世とあってはそれすらも許されるものでもなく、脇が甘かったナと。で、記事によれば違法性は問えない(つまりは「白」)ながらも税金の効率的な使い道とはいえないなんて専門家のコメントが紹介されていて。
こと最近などは違法性はないものの道義的な話に収斂される事案も少なくない。中でも視察などは役所的に申し上げれば行程だけキチンとこなしていれば異論なく。そりゃ中には「もののついで」に少し足を延ばして観光名所でも...なんて判断が働かないとも限らない。道義的に云々の話だから原爆ドームは可で伊勢神宮が不可だとか勝手な解釈がまかり通るんだけど、だんだん都合よく拡大解釈されて...慢心に繋がりかねず。
それにしても全国版に氏名が躍ったにも関らず、巷の反響薄く自ら宣伝するとは情けない。私にとってはシン・ゴジラどころではないんだけど。
(平成28年12月27日/2314回)

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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