デジカメ

異論はないなどと言っても外せば外したで疎まれるのがこの世界。折衷案として「参与」なる肩書を与えられている区民会議に「久々に」顔を出した。冒頭の挨拶にて傍聴者が少ないことに言及されていたものの、期待薄というよりもそこまでの余裕がない訳で悲観的になるものでもなく。
参与席とて空席が目立つ、というか私「しか」いない。本来であれば絶好の宣伝機会とすべきも、働かざるもの食うべからずにて大した仕事もしていないのに宣伝されるのはどうも好かん。が、そのへんも見透かした委員長の機転か役所の根回しか「折角の機会ゆえ何か一言」と水を向けられ手短に挨拶を済ませた。
さて、職業に貴賎なし、相手の地位肩書に関係なく他人様には親切にしておくもの。中国にて催されたG20の際にホテルに残した総理の一筆。下足番といえども同じ国民。斜めに見れば別な意図がありそうだけど、その気遣いが称賛されたのは御存知の通り。多少なりとも日本に好印象を抱いていただければとホテルの枕銭に一筆を添えた。
慣れぬ土地では目覚めが早い。朝の散歩の際に豆腐屋を営むHセンセイが「Tofu」の看板に気付いた。すぐ隣には「Sushi」の文字がある訳でそちらに目がいくのはさすが。和食「らしき」メニューがズラリと並ぶもどうやら経営は...そのへんが元凶かもしれぬ。
食といえばどれも現地自慢の料理なんだろうけど何せ量がハンパなく多い上に私など残しちゃイカンなんて躾けられたもんだから愉しめるはずもなく、全行程を通じて一番旨かったメシは帰路のパーキングエリアで食べた680円のサバ味噌定食。
で、昨日の続き。日本語を専攻しているだけに日本贔屓は言わずもがなだけど、彼らにとって「Sushi」以上に魅力的なのが「アニメ」。政府が進めるクールジャパンの主軸であること位は存じていたものの、その浸透度が予想以上にスゴい。それもドラえもんやサザエさんじゃなくて...「君の名は。」を見といて何とか彼らの話題に付いていけた。
そうそう、そんな折角の好印象を損ねてやいまいかと心配するのがこちら。処構わずパチリパチリと通訳の後ろから背後霊のようにヘンな格好で撮影をしているもんだから途中堪え切れずに吹き出してしまった。報告書に添える写真などは一枚で十分な訳であるし、地元の支援者ならいざしらず商売敵の面々と一緒の写真など利用価値なく...いや、「低く」、ありゃ田舎から上京した人物が都会の物珍しさにシャッターを押しているようでガイジンから見ても滑稽か。
フィルム時代などは貴重な一枚となるだけに吟味に吟味を重ねてシャッターを押していたはずなんだけど、デジタルともなれば削除ボタンを押せばリセットされる訳で...。以前、こうりんじ幼稚園の園だよりにも「カメラを回すよりも子供たちの生の姿を見て大きな声援を送ってくれ」とあったことを思い出す。何よりも異国の見知らぬ訪問団を温かく迎えて下さって、少しでも役に立てばと一所懸命に説明して下さる相手の気を散らしてやいまいかと。
んなこと言ってもいい写真があればくれなどと虫のいい自分が居たりして...。
(平成28年11月23日/2306回)

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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