秘書

早朝より「決行」の合図たる花火が響き渡るも外は小雨、ならぬ土砂降り。後がなければ車を近くの駐車場に止めて...となるのだが、大安吉日にてY家の結婚式と重なった。着替えの余裕なく、びしょぬれも失礼であるし。そんな時はやっぱり...。
「向かう途中に事務所前で」とメールをすれば「朝は通りません」とそっけない返事。平然と言ってのけるところが本人の性格を物語るのだが、機転が利かぬというか、堅物というか生真面目な性格の主は...そう、うちの代議士の秘書なんだけどヘンに媚びぬ姿勢がかえって好感に繋がっている。でも、待てよ、ひょっとしてオレは相手にされていないのか?いや、ほんと助かってます、ハイ。
人事評価なんてのは恣意的なもの。上に媚びては下に陰湿、逆もまた...そりゃないナ。別にこちらから求めた訳ではないんだけど退職したSさんから独断と偏見による庁内人事評価が届いた。ふむふむ、おっ、さすがN局長はA評価ぢゃないか。然らばA局長は...。
あくまでも匿名のはずが、全く匿名になっていないらしく、気付いた本人に「あのヤロー、余計なことを...」と酒の肴になっていることなどは百も承知。が、「センセイ相手に物怖じせぬとはさすが」との庁内の評判に一役買っているのだからそんな僻まずともいいではないかと思うのだが、「あんな連中の相手などよくしていられるよナ」と逆に陰口を叩かれていたりもして...。以上、私の勝手な推測(いや、意外と事実かも)なんだけど、やはり陰口を叩かれる位のキャラでなければならん。閑話休題。
本会議場のど真ん中にこれ見よがしに積まれた帳票類は自信の表れか。少なくとも私が新人の頃はそうだった。「おい、(額が)多すぎるぢゃないか」と攻めてもあくまでも予算だから「執行の段階で縮減に努めて参ります」と。が、決算ともなれば過年度実績にてごまかしは利かぬ。「おい、こりゃ使い過ぎじゃないか」と攻めれば「使ってしまったものは...」とまではさすがに言わぬにせよ正当性を巧みな文章表現を駆使して滔々と述べる。
そもそもに過去の慣例踏襲主義の蔓延る世界は「言わぬ」「やらぬ」「はぐらかす」がまかり通るだけに時にいなしておかねば堕落しかねず。決算の総括質疑に目を通していたんだけれども都合よく捻じ曲げられた答弁が少なくない。でも、そりゃ隙を与えた質問者側にも落ち度がある訳でそんな時には「おい、バカにするな」「この答弁は納得いかぬ」とゴネる姿勢が互いの緊張感に繋がっている。
最近、事務所宛に一通の手紙が届いた。差出人の住所は県内某市にて名前の記憶もなく、はて?と。手紙を読めばこの春の出産を転機にそちらの市に転居された方にて、転居に伴う諸手続きを済ませたものの、その端境期に及んで一部の公費助成が認められずどうも納得がイカンと綴られている。所詮は人の産物にて完璧ではないのだからごく稀に制度の狭間もある訳でどうやらそんな事例らしいのだが、現場の杓子定規の対応が火に油を注いでしまったらしく。
出来不出来の前に当事者に寄り添う姿勢が評価に繋がる。その後、上が判断を下して事なきを得たと御礼のメールをいただいた。
(平成28年10月16日/2297回)

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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