祭衣装

縁起物ゆえに上がり調子、つまりは何でも「上を向く」ってことが肝であって、当然ながら帯の結び目もそういう形に整えるのが「粋」なんだけど年に一度のことゆえ何度教わっても...今年も人目に付かぬところで直してもらった。「野暮」だナ。
そうそう、今年は大変だったんだ。宵宮に本宮と2日間の連チャンに半纏などは通しながらも腹掛に股引などは下着に同じ、翌日は違うもので...と収納棚を覗いて気付いた。昨年、股下が破れてしまって、うっかりそのままだった。買いに行こうにもこれからでは間に合わぬ。焦る私を横目に妻が一言、「アマゾンで頼めば夕方には届くよ」と。おいおい、祭衣装ってのはそういうものぢゃないんだ。「コイツの親は何を教えとるんだ」などと言えば火種になりかねぬから「おぉそうだな」と適当に相槌を打った。
「様」などとあると保護者に媚びているような気がしないでもないが、4年生保護者様へと記された手紙を見せられた。国語の授業で「十年後のわたし」を学ぶらしく、これまでの十年を振り返り、十年後の自分に手紙を書くのだとか。で、それに付随する形で親から子への想いを綴った手紙を用意して欲しい、それもいわゆるサプライズを狙ったものにて子に見せぬようそっと封筒に入れて持たせるようにと御丁寧に手紙の例なども記されている。ふむふむ、中々いい企画ではないかと頷いていたんだけどそれを見せた意図は私に「書け」ということらしく、息子への手紙を書いた。内容?それは...ひ・み・つ。
さて、代表質問と分割議案の議決を終えた。その一つに教育委員の任命議案が含まれる。以前であれば人事事案などは無条件に同意するのが暗黙の合意事項だったんだけどそれが昨今は世の風潮に押されて質疑が入るようになった。議案書に記されたのは氏名、住所、略歴のみで顔すら知らん訳であるし、それだけで判断せいというのは確かに酷というもの。
さりとて、既に本人の内諾もいただいて(氏名が記された)議案書も配布された後にコイツはダメだなどとちゃぶ台をひっくり返すようなことがあっては下手な確執の原因になりかねず。以前なんぞはそれなりの幹部が各会派、というか「主要」会派の団長位には根回しをされていたとか。そもそもに信頼関係なのだから「いい人材だからよろしく頼む」とそのへんさりげなく伝えておけばまるく治まるはずなのだが...。「癒着」ってイヤな言葉だナ。
役所に議会局があるように巷でいう教育委員会ってのはあくまでも「事務局」であって、市長が推薦し、議会が同意をした教育委員が本市の教育行政を司る責務を負う。で、彼らへの支払いは「報酬」、つまりは肩書への対価にてその額は月額27万9千円。
ゆえに副業として...あっ、間違えた、そちらとは別な仕事(教授とか俳優とか)を有している方が大半を占める。たった6名なのだから少なくとも「市議並み」に報酬を上げた上でいい人材を登用し、そちらに専念してもらったほうが遥かに効果が期待できやしまいか。年間数回の会議が開催されるのにその出席回数が云々だなどとそんなことで評価すること自体が浅はかで役所的だと思うけど...。
いや、でも、そのへん片手間でやっていただいたほうが一部には好都合だったりもして。
(平成28年9月22日/2291回)

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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