初夏

別に役職にしがみついている訳ではないのだが、半ば幽霊部員のようなもので既に任期十年以上。おらが区のスポーツ推進委員会が主催する町内会対抗の壮年ソフトボール大会に顔を出したのだが、欠席がちのこちらに対して小言ひとつ言わずに笑顔で迎えて下さる委員の皆様には頭が下がる。久々とばかりに雑談を交わすだけなのだが、そんな他愛もない話こそ様々なことを気付かせてくれるきっかけとなる。
久々だけに早朝からのグランド整備は惜しむまでもなく、ひと仕事を終えて本部に戻れば来賓の区長が居て、前任とは「まるで」違う歓迎ぶりに世の理不尽さが見えてしまうんだけど、追い打ちをかけるように「初めての経験にて始球式の練習相手を。ついでにグローブとボールの調達も」と課長から耳打ちがあった。
おい!センセイを何だと思っとるんだ。いや、待てよ、ここで貸しを作っておけば後々...とヘンな打算だけはスグに働くもんだからお安い御用とばかりに御相手仕ることになった。まぁ所詮は女子供の...なんていえば批判殺到だからやめておくけど仕事上の見返りを求むまでもなくこちらも肩慣らし程度にウォーミングアップを終えた。
当日はスポーツ推進委員としての参加のはずが、おらが町内会から助っ人の要請があって出場の機会が回ってきた。まぁそんないいことしていればれば天は見てるもので一年ぶりの試合ながらも3打数3安打の猛打賞。が、バンザイ1つのおまけ付き。バンザイっては野球用語でフライの目測を誤って後逸することなんだけどほんとイージーフライだったんだよナ。試合の勝敗を左右するもんでは無かったもののカッコ悪すぎた。
「白球を追ひたる初夏の足鈍し」と詠んで今月の句会に投句すれば「鈍し」を「早し」にと赤ペンがあった。初夏が季語なんだけど薫風なんて言葉があるように新緑の爽やかな風が吹く頃を意味するだけに真夏と違って軽くなれども鈍くはならんだろうとのことらしく。ふ~む、さりとて軽くはないんだよナ。そりゃ別な理由にて。
さて、別に逃亡していた訳ではないんだが、度重なる出頭要請を受けて当局の「第一回目」の尋問に臨むことになった。本来であれば役所の目付け役となるセンセイ方の不適切な支出に目を光らせるだけに時に厳しいことも言わねばならん訳で恨みを買うどころか逆に脅されることもありそうで何とも損な役回りではないかと同情を寄せつつ、大人しく従っているんだけど以前などは暴れん坊将軍との異名を...違った。
それもそのはず、別に黒を白にとかそんな理不尽な要求ではなく、金額の多寡に関係なく領収書1枚に別途4枚もの記入書類は必要かって話。公費が投入されている以上、その手間は惜しんではいけないんだろうけどまさに官民の違いを見る好例の一つでもっと業務を効率化出来んのかとの進言。私の分だけで分厚いファイル一冊になる位だからそれが全員分ともなれば保管も大変な上に何よりも見る方に不親切ではないかなどとそちらのせいにして改善を求めていたんだけどにべもなく。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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