夏みかん

選挙区と支援者に恵まれているもんだから季節の旬な食材が届く。「届く」というよりも時にこちらからあつかましく求めたりもするんだけど、GW中に筍掘りはどうかと誘いがあった。昼時を狙えば現物が転がっているだろうから二つ三ついただいて...なんて意図を見透かすように「これから掘るんだ」と竹林の主。ということで久々に鍬を握って大地を耕した。「筍のあとひと鍬と土揺れる」と一句。
さて、映画「ちはやふる」のポスターを見かけた。艶やかな着物姿の主がどこぞの女優だなんてのは全く知らんのだけど、百人一首やかるた取り等の伝統的な遊びに目が向くってのはいい。男児三日会わざれば...とはよく言ったもので、小学4年生の息子が「磯遊び二つの島のつづきをり」に「故郷やどちらを見ても山笑ふ」って知ってるかと。
「磯遊び」と「山笑ふ」が季語、ざわめく木々を「山笑ふ」と表現した日本人の美意識に汐の満ち欠けという自然の摂理の妙を詠んだ句だと教えて何とか保った親の威厳...でもないナ。ちなみに前者は高浜虚子、後者は正岡子規の句。短歌と違って俳句は庶民文化。物の見方に身分の上下はなく、その道のエラい権威でなくともお~っと唸らせる句は少なくない。
「17音の青春2016-五七五が綴る高校生のメッセージ-」を読んだ。大人の句会でも「不戦」や「安保」などを見かけることしばしばだが、政治的な意図が隠れていそうでどうも好かん。音楽やリズム然り、最近はそのへんを啓蒙活動に利用するのは得意な連中なだけに...。やはり純粋に自然の情景を詠んだ句、いや、そうでなくとも「他の子が好きだと知って夏みかん」なんてのは高校生らしい青春を詠んだ一句であって、オジサン応援してるからがんばれよって...違うナ。
さて、今年も待機児童の状況なる資料が役所から届いた。この4月1日現在の本市における就学前児童数81,878名に対する最終的な待機児童数は6名。昨年度比460名の児童数の増加に対して1,989名分もの枠を新たに整備したにも関わらず不足が生じる理由は何か。「家庭」「幼稚園」「保育園」の受入割合が拮抗していたのも昔の話で近年は保育園の伸びが顕著。
手元の資料によれば平成21年の保育園の申請率20.72%に対して平成27年は31.03%。たった1割なんだけど母体が8万人なのだからその数や推して知るべし。土地の確保に保育士の育成も追いつかぬ訳で...。それでいて、隠れ待機児童がいる以上はまだまだ足りぬとせっつく「熱心な」センセイ。その迎合する姿勢にかつてのハコモノ行政の果ての姿が重なって見えてしまうのは気のせいか。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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