セレサモス

母屋が手狭な上に老朽化も目立つ、周辺ビルの賃借料は6億円、ならばいっそ新庁舎を...と進む整備基本計画。予め将来を見越して行われるべき計画もさすがにここまでの人口増を予見するのはちとキツかったか。そちらは不可抗力に負う面が大きく行政が介入できる余地は限定的だが、こちらは...。
少し前に行われた植樹イベントを欠席してしまったんだけど、同じ日の別席で地元の植木職人がつぶやいた。植樹の為に森林を手入れして植樹後も「別途」手入れの必要が生じる。それが同業者の仕事になるからやぶさかではないが...と。そんな会話を聞いた隣の町会長、そういえばあそこの公園の大銀杏が伸び放題で雑草も生い茂っていて何とかならんか。飛び火して手つかずの公園の話題となった。公園といえば...。
地元の大御所Tさんによれば近隣開発の際に代償として公園の用地を提供「させられた」。当時、市から提示された図面に記載された樹木の品種と実際の樹木が違うんだとか。住宅に隣接したほうは日照等に配慮して低木、反対側は高木だったものが実際は四隅全てが高木。今では大木になっちゃって電線や住居の屋根まで届く。で、伐採を依頼されるんだけどそこまでの大木となれば...予算が確保できぬとの市の言い分に枝葉の剪定で御勘弁をいただいている始末にて。
街路樹も然り。ただでさえ歩道幅が狭い上に成長著しいユリノキを植えれば根の隆起位は予め予見出来そうなもんだけど歩道の修復に投入される税金、ならば根っこからバッサリ...余計にカネがかかるナ。過去にそんな杜撰な状況を追及したことがあるんだけど、街路樹の維持は大半が近隣からの苦情処理だとか。のべつくまなしに増やされる緑、手入れ届かず景観を損ねていないか。ならば将来的な負担も勘案して慎重に判断したほうが...。
そんな市内の公園緑地面積734haに投入される事業費21億円に対して、ほぼ同規模607haの農地に投入される事業費は「たった」2億円。市域の4%「しか」ない農地にそれだけの税金を投入するのは...との判断か、一般会計に占める予算は額も割合も他都市に比べてダントツに少ないのが本市の特徴。
民地と官地にて一概に比較できるものでもないが、相続税で没収か背に腹は代えられず手放す事例に後継者不足が追い打ちをかけて減少の一途を辿る農地に何とか打開策をと目論む農政部門は本庁から遠い。逃げ隠れるには好都合だが、攻めるには不向きな勤務地にてこちらから出向いて話を聞いた。予算を増やせば万事上手くいくほど甘くない。が、近年の健康ブームと食への関心の高まりが追い風となり、創意工夫で活路を見出そうと必死の状況を窺い知ることが出来た。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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