グリーンカード

「逃げるとは卑怯なり」-「何を小癪な、逃げも隠れもせぬわ」が通じる国。逃げることを「バックレる」というらしいんだけど、姿を見ないとスグに「バックレた」などと吹聴されかねないから撤退前には方々に根回しをして...。逃げることに後ろめたさを抱くのは武士道精神の賜物。道徳心は一朝一夕には育めないだけに、そんな母国を愛してやまず、米国の永住権などには見向きもしないけど...。
最近聞いた話。ある国々では米国における出産が人気であって、とりわけ富裕層を対象にしたツアーなどを斡旋する会社もあるのだとか。わざわざ海外などに出かけずとも住み慣れた自国での出産を望むのが自然だと思うんだけど、米国で生まれた子供には「自動的に」永住権が付与されて二十歳を迎えた際には国籍の選択が可能ってのがその理由。でも、他国の国籍を取得するってことは裏を返せば自国の将来に悲観的な見方が横たわっているってことだからナ。
さすがにそこまでやらぬにせよわが国などでも島国根性などと揶揄されるように出る杭が叩かれる風土があってそのへんはどうも好かん。例のエンブレムなども自らが招いた騒動ながらも執拗に追い回して相手を追い落とそうという嫉妬心と怨念にも近い執念がもたらした悲劇。別に当人を追い落としても何ら利益は無いはずなんだけどそれ自体が目的化してそこに快楽を覚えるとは何とも寂しくはないか。
例のデモとて「安保反対」がいつに間にか「安倍政権を許すな」で、政権を打倒した暁には...何か目標がある訳でもなく。政党のドタバタ劇にしても既に選挙区には与党の現職がいるからという当人の都合で合従連衡が組まれるのは当然の帰結であって、政権の打倒を御旗に結束した勢力の顛末は過去に同じ。嫉妬心や功名心が人を堕落させることは少なくない。
さて、生活保護が過去最多を記録したとの報道を目にした。「やはりアベノミクスなど偽りではないか」との声も聞こえてきそうだが、以前であれば生活保護の受給者数は雇用情勢に大きく左右されたものの、最近はちと事情が違っていて...。その伸びに目を向けて見ると事実働くことの出来る世帯を含む「その他の世帯」では減少しているものの、世帯別では65歳以上の「高齢者世帯」の伸びが顕著で全体の約半分(49.2%)を占めている。
つまりは本来年金により賄われるべき世帯が生活保護に流れている老後破産の実態が浮かび上がる。ゆえに今後においては雇用情勢が改善しても減少に転じない可能性が高い。という独自の分析をもとに以前から警告を鳴らしていたんだけど...。詳しくは平成25年第2回定例会-06月24日-06号-の会議録を参照。
それっぽっちの年金しか貰えぬのであればいっそ現役時代に年金保険料など払わずに生活保護に依存したほうが「得」だという金銭的な損得勘定が広まれば制度破綻は明らか。さりとて、年金の受給額が少ないとゴネてみても賦課方式なだけに現役世代の負担に繋がる負のスパイラルにてまさにパンドラの箱。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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