興味津々

種の存続は自然の摂理にて危機の際には子孫を残そうという防衛本能が働くから出生率も上がるのだとか...。敗戦の足音が聞こえつつあった昭和19年生まれの一人っ子が多いと聞いた。国の将来を子に託して帰れぬ戦地に赴いた当人の心境いかばかりか。その体験を忘れぬ為にも終戦記念日を前に今年も一冊の本を読んだ。
今年の一冊は久々の城山文学、「指揮官たちの特攻」(城山三郎著)。これまでの中では「散るぞ悲しき」(梯久美子著)や「ホタル帰る」(赤羽礼子/石井宏共著)などが印象深いがやはり昨年の一冊「永遠のゼロ」がお薦めか。
かくいう私の父親もその一人にて祖父は戦没者。大正生まれの祖母は健在ながら今年は父の七回忌。そんなことから父方の親戚とは疎遠なのだが、一方の母方は子沢山にて従兄妹は11人。夏休みに帰省すればてんやわんやの数日間。御先祖様の御参りさえ済ませればあとはもう海に山に夜は花火と絵日記の題材には事欠かず、何とも恵まれた少年時代を送らせてもらった。
あれから30年、逆に息子たちを郷里に連れて帰る年頃になった。私は男二人兄弟の長男なのだが、長男と次男では親の教育方針が全く違う。弟は勉学などとは無縁の柔道一直線にて体躯は私よりも二回りほど大きいものの、兄弟だけに何処となく似たところが無い訳ではない。が、その子供同士、つまりは従兄妹同士となると...。
真黒に日焼けした丸坊主にタンクトップ姿は田舎の腕白少年そのもの。で、方や細腕の華奢な身体とあらば運動量の違いが歴然。学年は一つ下のはずだが、そちらに圧倒されて...性格も体格も似ても似つかぬ従兄同士。弟は現役の警察官にて日々のトレーニングに没頭していることから必然的に私が相手役となる。「おじさん、海に行こうよ」と誘われるがまま子供たちを連れて近所の海に出かけた。
昔取った杵柄とばかりに水中アクロバットを披露したら逆立ちになっていないと娘から指摘を受けた。その位の笑い物であれば別に然したる支障も無いのだが、耳の水が抜けぬ上に皮膚が真っ赤。昔などは半日でも平気だったはずなんだけど、近年はやはり紫外線が強いんだナ。やはり慣れぬことはやらぬに限る。
午前が海なら午後は山。妙高高原にて自然体験。散策の最中に見つけたアスレチックに子供たちは興味津々。大きな木にぶら下がったターザンロープでまずはお手本を...とロープを手に矢先に妻が一言。「枝が折れるからやめておけ」と。夫婦愛による伴侶の心配かと思いきや枝が折れたら後の面々が遊べぬではないかとのことらしく...。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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