再構築

地元の銭湯の番頭とて二代目であるし、「三代目」などと言われても築地魚河岸のアニキ位しか思い浮かばないんだけど巷で「三代目」といえばそれしかないのだとか。ほんとに「知らん」と返事をしたら相手に笑われてしまったんだけどそれほど恥ずかしいこととは知らなんだ。そんな芸能界に疎い私でも知るキムタク主演のドラマ「HERO」が映画化されて、上映中と聞いたんだけどそのロケ地に本市のラチッタデッラが含まれるそうで。そっと見に行こうかと機会を狙っている。別に「そぉ~っと」じゃなくてもいいナ。
さて、話題のお笑い芸人の作品が候補にノミネートされたことで注目を集めた芥川賞の選考会。又吉直樹氏の「火花」とともに栄冠に輝いたのが羽田圭介氏の作品「スクラップ・アンド・ビルド」。そう、スクラップ・アンド・ビルドといえば...。
横文字は何かそれだけで知性を備えているように見えかねないが、世の中に見かけ倒しも少なくないだけに「経験豊かな」私なんかはむしろ懐疑的に見てしまうんだけど、スクラップ・アンド・ビルドの日本語訳は「再構築」。企業の経営再建や役所の行財政改革で目にする定番のフレーズなんだけど、行財政改革への意気込みを問われた市長はスクラップ・スクラップ・アンド・ビルドと言葉を繋いだ。スクラップが2回、つまりはより歳出削減に重きを置いた行財政改革を意味するらしいのだが、待機児童ゼロに中学校完全給食の二大公約の達成に道筋をつけたことでズシリと重くのしかかる財政負担が将来に暗い影を落とす。
今月末に開催予定の全員協議会にて報告される新たな総合計画の素案。就任後、無作為抽出された市民ワークショップ等を含めて策定を進めてきたと胸を張る自信作なんだけど、年末の議会にて承認を求める為にもこの素案のタイミングでセンセイ方の御意見を...とのことらしく。今後30年を展望した「基本構想」に概ね10年を見据えた「基本計画」、その下には今後4年間の具体的な「実施計画」がぶら下がる階層構造。
およそ総合計画なんてものは百花繚乱、総花的なだけに異論は少ないものの、あとはその実効性をいかに担保するか。このたびの素案はあくまでも第2階層、つまりは「基本計画」までが示され、具体的な「実施計画」と今後の収支見通し「財政フレーム」は議決が終えた後に示されるとのことなんだけど、そのへんをどう捉えるか。
議決する以上、具体的な「実施計画」と「財政フレーム」をセットで承認すべきなんだろうけど、大雑把にしておけば万が一の際の逃げ口実にもなる。行政側とて「一応」議会の承認を得ているから...などと曖昧なほうが双方にとって都合が良かったりもして。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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