七夕

それは相手の過ぎた猜疑心かこちらの信用力の薄さか。アドリブを嫌う役所だけにセンセイ方にちゃんとシナリオ通りにやらせることが至上命題。「質問数は何問か」「答弁回数は何回か」「答弁者は誰か」等々と事前に聞かれることが少なくない。
別に言わずとも誰からも咎められるものでもないんだけど手の内を見せちゃうと相手も緩んじゃうから適度に隠しておいたほうが緊張感が生まれる。そう、今回、新人の一人が事前予告無しで市長に質問をぶつけたんだけど、事前の局長答弁が納得がいかなかったというのがその理由。あえて上から目線になる必要はないけれども相手からチョロいと思われない姿勢ってのは大事だよナ。
さて、「偉人は母親が育てるもの」との価値観を信じて疑わず、それを実践しているわが家において七夕の短冊に「願い事が叶いますように」って書いてあったらしく...う~ん、複雑な気分。育児する父親が「イクメン」などと持て囃される時代に育児休暇の取得率が芳しくない。育児休暇の取得を妨げる社会的風潮にあって育児に理解のある管理職又はリーダーを「イクボス」と呼ぶのだそうで、「世の管理職諸君よ、イクボスを目指そう」ということらしいんだけど...。
うちの親父なんかは平日に会社を休んだことは無かったけど、そりゃ働かされたっていうよりも仕事が好きだったんだろうナって。それでいて特に不自由は無かったし、その稼ぎのおかげでこちらは大学まで行かせて貰った訳だから何の恨みも無いよ。むしろ「育児」を名目に休暇なんか取得したって行き場が無かったに違いない。休暇を取得するのは結構だけど、そりゃあくまでも価値観の違いで押し付けられるもんではないよナと。
そんな「育児」に対する男性の姿勢は欧米と対比されて日本の慣習に責任が転嫁されることがあるけれどもそもそもに雇用慣習そのものが違うんだから当然といえば当然。会社に居る時間が評価される日本に対してあくまでも仕事の実績が評価される欧米社会。早く仕事が終わればあとは...。完全フレックス制だから仕事と遊びのオンオフは自由。オフは趣味に没頭しようが、育児に専念しようが、とやかく言われないのが外資の世界。
が、それも数字が上がっていればこその話。欧米スタイルは休暇取得の裏側でキチンとした仕事の実績が求められる。向こうは契約社会だからね、そこはシビアだよ。目標数値が達成出来なければいつ解雇されても文句は言えぬ。不当解雇だなんて騒いだって全ては金銭的な解決、英文の書類にサインさせられて文句を言うなって。
そのへん私も当時はハゲタカ外資に居たけど「イクメン」が称賛される風潮は...無かったナ。育児休暇の取得が促されれば業績が上がるってもんでもないし、業績が上がらぬ理由をそこに求めるのもちと違う。育児休暇に限らず堂々と休暇を取ればいいだけの話。それはほんとに思うよ。どこかしら上の顔色を窺っているような...。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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