初打席

「おい、アンタは試合に出ないのか?」-「年齢が些か不足しておりまして...」と返事をしていたものの、そんなにオッサンに見えるかな~と。麻生区壮年ソフトボール大会の出場資格は満四十歳以上。やむなく大会運営を手がけるスポーツ推進委員の仕事に徹していたんだけど、苦節十年、晴れて出場機会が回ってきた。
実は昨年も資格を有していたんだけど前年通りの選手登録にて抜け落ちていたらしく、一年遅れのデビュー戦。そんなデビュー戦でホームランでも打とうものなら大事な票が減りかねない。が、ちょうど選挙も終わったばかりだから気兼ねせず...。いやいや、そんな甘くない。試合の時だけ来てスタメンだなんてのは...。期待の初打席はショートゴロだった。
さて、6月定例会が迫って来た。来週早々には上程が予定されている議案の説明を受けるんだけど、注目の一つは市長の「特別秘書」設置の為の条例案。既に市長や議長には専任の秘書がいるんだけどあくまでも公務員だから政治的活動が制限される。政治的行為の制限が少ない特別職として新たに「特別」秘書を認めよとの内容。ちなみに新聞等の報道によれば月給の上限61万円、賞与も含む年収は1千1百万円で定数は2名以内、任期は1年(再任可)とか。
実は昨年の9月定例会にて上程が予定されていたものの、市議会の反発を受けて直前に取り下げた曰く付きの議案。その理由には市の厳しい財政を鑑みれば不要ではないかとのそもそも論もあれば、設置自体には異論はないが、些か拙速すぎやしないかとの反発もあっただけに市議の改選後となる今回はタイミングとしては悪くないと思うんだけど...。
最大会派を籠絡させればおよその勝敗は決すだけにあの手この手で迫りくる根回し。そこまで深い意味は無いんだろうけど隠密行動はあらぬ誤解を招く元凶。まぁ私なども蚊帳の外にてそっと聞く耳だけ立てているんだけど、様々な噂が聞こえてくる。事の真偽は知らぬが議案の内容以上にやはり嫉妬心こそ脅威ではないかと。
ビジネスの世界でも実際の権限を握る上司に目が向きがちだけど、ほんとに大事なのは下々。所詮は下々なんて横柄な態度で接すれば時に思わぬしっぺ返しもあれば逆も然りにて援護射撃で支えてくれる。「うちの部長は鰻が好みなんだ」。社内とて出世するには上のおぼえがめでたいに限るけど、物事を成就させたいのであれば下だよ下。
たとえ期数が下でも正論は正論。今後の市政運営を語るに期数の上下は関係ない。若手の中には有権者の皆様に約束してきたものもあれば自らの信念を曲げられぬこともあるだけに上の隠密行動が油を注ぎやしないかと。波乱含みの展開にどう折り合いをつけるか、4期目の中間管理職って結構嫌な役回りなんだよナ。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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