念書

その慣例を踏襲すべきか否か。慣例によれば議長は第一会派、副議長は第二会派、第三会派と第四会派は監査委員。それじゃあ出来レースのようなもの。これまでの慣例からの脱却を目指すわが会派と慣例の踏襲にこだわる会派との交渉は平行線にて何度となく重ねられた協議は物別れに終わった。
監査委員こそ議会と対峙する行政側に席を有する役職なだけに議会の意向を受けて市長から提出される議案を承認することで選出される仕組みだが、正副議長は全議員による選挙。これまでは最大会派が擁立した本命に対立候補は不在。あくまでも信任投票のようなものなんだけど、会派の中には代償として念書に署名を求めてくることもあったりして...。慣例で選任されるのに何で念書に署名せにゃいかんのだとの不満。
今回は本命以外にも対立候補が擁立されるそうで、選択肢が増えることは健全な民主主義の証。また、それ以外に神奈川県内広域水道企業団、神奈川県川崎競馬組合、神奈川県後期高齢者医療広域連合の各種委員は本市から複数人が派遣されるんだけど、各会派の構成人数に応じて枠が按分され、候補者の選任は各会派の判断に委ねられる。
各会派による候補者の擁立後は議長による指名推薦。つまりは予め決められた候補者を議長が読み上げて承認を取る形式、つまりは「A氏、B氏、C氏、以上の3名を川崎市議会として推薦することに異議ないか?」-「異議なし」だったんだけど今回からはこちらも選挙。ならば私なんかも...いや、今は副団長の役職にて自らが候補者に名乗りを上げるどころか会派にて擁立した候補者を当選させる為に関係方面への「根回し」というか賛同を得られるように働きかける地味な役回りを仰せつかっていて。
既存会派はそれぞれに独自の候補者を擁立するから自ずから賛同をいただくべき対象は無所属のセンセイ方となるんだけれども、私どもが擁立した候補者に投票したから何か見返りがある訳でもなく...いや、寄らば大樹の陰って言葉も。些か虫のいい話に聞こえなくもないが、今回の判断には概ね好意的な受け止めを示していただくとともに、日々の関係からか別に念書を求められる訳でもなく賛同の意を示して下さるセンセイが多かった。
正副議長や各種委員の選任後、議会運営を協議する場は議会運営委員会、通称「議運」に移されるんだけど、他の常任委員会と違ってこの「議運」だけは会派間の論戦の場となるだけに緊迫感がまるで違う。議運は各会派の正副団長で構成されるから不肖私なんかも末席を汚していて...。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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