インフラ

「公共事業」というだけで何やら...。
あまのじゃくにて福祉を楯に私腹を肥やしている悪徳業者のほうがよほど偽善ではないかと思ってしまう性分なのだが、今日はインフラの話。まさにどこぞの掲げた「コンクリートから人へ」が全てを物語るが、談合に道路等の工事現場の親方のイメージが重なり、昨今においてインフラ整備への風当たりは「相当に」厳しい。あれもこれもの「何でも」時代からあれかこれかの「選択」の時代に...。
となると公共事業は断然不利。寝たきり老人を見捨てるのかと言われて「そうだ」などとはなかなか言えぬ。で、それは役所的にも都合のいい口実にもなっていて、とりわけ大型案件などは先延ばしになりやすい。一方で、朝の通勤時の電車混雑や車の渋滞などは鬱憤が募り、その負のエネルギーは政治に向けられかねない。周辺に目を向けてみるとオリンピックに向けて道路整備が一気に進む東京都に対して本市といえば...。
それだけ潤沢な財源を有する東京都だが、中でも注目はこの3月に開通した府中スマートIC。最も近い稲城ICは東京方面のみの片方向スマートIC。逆方向の八王子方面へは別途多摩川を渡って調布ICまで行かねばならないが、これが経路途中の渋滞が随分とひどいことから稲城ICにはフルインター化(=双方向のアクセス)実現を求める要望が多く寄せられていたとか...。
今回、府中スマートICが完成したことにより今までは上り(東京方面)への利用に限られたものが、上下双方向のアクセスが実現。八王子方面へのアクセスが随分と改善される見込みと聞いた。そのへんまでは歓迎なのだが、それに伴い、隣接の私ども麻生区の通過交通量も増加が見込まれ、とりわけ、区を東西に走る世田谷町田線に抜ける道路の大混雑が予想される。既に混雑している上に更にインター開通ともなれば...。
が、そもそもの原因は抜け道ならぬ本線。河川同様、流入水量に比べて本線が著しく狭いんだから世田谷町田線の拡幅なくしては抜本的な解決にはならぬ。さりとて、読売ランド駅前などは世田谷町田線に隣接して小田急線と昔ながらの旧家が並ぶ上に、国の運輸政策審議会の答申には新百合ヶ丘駅までの複々線化が位置付けられているのだから道路拡幅にしても複々線化にしてもほぼ絶望的。
その打開の為には下北沢近辺において線路の地下化を図ったように連続立体交差事業によって鉄道の地下化を目指すのが最善であって、世田谷町田線の拡幅と小田急線の複々線化の一体的な整備を目指すべきではないかと....。兎に角、この鉄道事業者との交渉はほぼ全て神奈川県鉄道輸送力増強会議なる場で進めるのが慣例らしく、市の答弁も「そちらを通じて...」の一辺倒だが、周囲に手の打ちを見られるようなもの。いっそ直談判にて...。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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