ヨソ者

今日のテーマは「地方創生」。全国津々浦々に昔ながらの村社会が残っていてそれを基盤とするおらが政党。「地元の為に」が合言葉。さりとて、都市部は転入組が圧倒的に多いから、村社会も存在感も薄れ気味。落選しても根無し草の新人候補は転居すれば姿は消せるが、村人はそうはいかない宿命を背負っている。
で、私の初陣時には地元の推した無所属の候補者が他の政党に寝返っちゃったもんだから村社会は「ヨソ者」の私を立てて村を二分しての大一番。どちらかが落選との下馬評を覆してハズレは他会派の候補者だった。このブログにも何度か、いや、頻繁に登場する私の前任のおらがセンセイは歴とした村社会の代表だが、土着であると同時に商売人、いわゆる経営者だったから「いいものはいい」と。別に私がいいというつもりはさらさらないが、その見識に先見の明があって、まちおこしと過疎地再生のカギは「ヨソ者」「バカ者」「ワカ者」なんだそうで...。
さて、過疎に悩む田舎をどう建て直すか。かくいう私も越後の生まれで数年前に田舎の選挙の応援に行ったんだけど、彼らがよく言うのは人もカネも「東京」に持って行かれて大変、だから国の補助金をもっと貰わねばって「本気で」訴えている。そんな国の補助金の一つ、地方交付税には国税5税の一定割合が充当されていて市町村分が約7兆円。それを各自治体に配分されるんだけど、本市への配分は15億9千万円(平成25年度)。
人口比でいえば全国の人口1億2千万人に対して本市は140万人だから約1%、つまりは7百億円位になりそうだが、実際はその10分の1にも満たない額。では、そんな交付税はどのように決まるのか。その自治体の財政の需要と収入の差額になるから行財政改革をやればやるほど少なくなる。抜本的に歳出構造を見直しちゃうんだから...。
数年前までは不交付団体、今でも政令市の中ではダントツの優等生なのだが、そんな本市の中でさえももっと交付税をもらわなきゃダメだって言っている人たちも。隣の村はこんだけもらっているからウチも...なんてやっているような自治体に将来はない。補助金なんて貰っていると足腰が弱くなる。たとえどんな人口が少なくても勝機を見出している自治体もあれば人口が多くても活力に欠ける自治体もある。
何が言いたいのかといえば、経済が順風な時は大半の方々がそれなりの恩恵に預かれる。逆風の時でさえもやり方によっては商売が繁盛している店もある。されど猛烈な追い風の中でも商売が繁盛しない。そりゃもう本人の努力の範疇。やれ政治が悪い、社会が悪いなんて言っているけど、それはさすがに自己責任じゃないかって...。

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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