広報

通勤途中に見かけし映像。JR川崎駅中央の大画面に流れた「やさしさの連鎖」が目を惹いた。本市が推進するパラムーブメントの普及促進の一環だそうで。

製作の過程や知らぬ、が、何も大手代理店への委託や宣伝費の多寡が巷の評価を左右するもんでもなく。そう、おらが局でも少ない予算で大きな効果を生むべく女性陣を前面にあれこれと知恵を絞っていただいており。門外漢は口を挟まぬに限る、「気兼ねなくやってくれ」と見かけ倒しの度量の広さを示せば副議長ともどもに紙面の隅に追いやられており。自らが目立つことばかり考えてはいかん、やはり利他だ、利他。

広報「議会かわさき」が好評と聞いた。まずは手にとって貰わねばならぬ、市内に活躍するスポーツ選手の人気にあやからんと奔走。快諾を得て一面飾るはフロンターレの両選手。その下の文字を読んでいただければ必見の対談になっとるばかりか、次頁以降はちゃんと全議員の質問が顔写真付きで掲載されており。そのへんもカタくなく親近感を抱かせるデザインは他市に劣らぬ、というか全国でも指折りと自負しており。宣伝の為の媒体は整った、あとは。

国からの追加の臨時交付金は二十八億円。その使用用途を巡る補正予算。約半分を投ずるは「二次」の「じもと応援券」。私などは目先の損得、前回に比べて減額されし上乗せ率にしか目がいかぬも政策通のセンセイ方によれば全体の三分の一が事務経費、つまり五億円をそこに投ずるは本来の趣旨にそぐわぬのではないか、と。

対する役所側の回答は対面接触を避けんが為の経費云々とされ、そこは論点としてアリなれど、俎上に上がる前からそれがさも決定が如く文面が巷に出回れば。予算の編成過程に介入せんとするは議員側の傲慢なれど決裁前に吹聴するは役所側の勇み足。混乱を招かぬ為にも早く知らせねばとの意図は分からんでもないが、「発効は議決後」の一文を忘れるに招いた悲劇。所詮は追認などと揶揄されよともそこにこそ存在意義がある訳でまさに虎の尾を踏むに近く。

軽視か否かは主観が絡む、ゆえに相手を追及するにこれほど便利な常套句なく。とすると敵に付け入る隙を与えぬ為に注意払わねばならんのだけど。いや、紛糾したにせよ二人三脚の相棒である商店街連合会の擁護でもあればそこまで騒がぬ。が、擁護どころか異例の要請に参られたと聞かば、その間の連携やいかに。独り相撲、独善的に事が進んだ、と疑念抱かれてもやむなく。

修復中を攻むるが城攻めの基本。あえて狙わせる意図なくばとりわけ防御を固めねばいかんのだけど、緩まぬ攻撃に目立つ綻び。これでは納得できぬと退かぬ相手に見せた譲歩が命取り。同じ質問に対する答弁は同じ、が鉄則のはずもそこに差異あらば。たかが一文、されど一文。時にそうせざるを得ぬ事情があったにせよ境界を侵す以上は一言あって然るべきも何食わぬ顔で通過されては自ら虎穴に入るようなもんで。

一事が万事、敵を甘く見たツケは軽からず。いかに優れた政策も日の目を見ねば。見落とされがちな局長の資質の一つではないか。虎視眈々と獲物を狙う獰猛な連中にご用心あれ。

(令和3年3月10日/2628回)

川崎市議会議員 山崎なおふみ

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